江南市で歯周病治療に専門的に取り組んでいます

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口臭と歯周病

口臭と歯周病とは深いかかわりがあります。

口臭の原因

口臭は自分では余り感じないことが多いのですが最近では日常生活を送る上で「目に見えない美点」を妨げるものとして注意されてきています。こんな調査があります。120名のご夫婦に聞いたところ・・・ 約50%の人が口臭が気になる。そして妻のほうの80%が「夫の口は臭い」と感じたことがある。と答えてみえます。
口臭の予防としてケアグッズ、「ガム」「タブレット」「キャンディ」等を常に持っていると答えられる方々も多いです。しかしこれらの食品、菓子類では香りで臭いをごまかすだけで、根本的な解決には至りません。根本的な原因として「胃が悪いから」、「食べ物のせい」とか思ってみえませんか?ゲップの時以外、胃からの臭いは上がってきません。全身的な病気で口臭のある方もみえますが、その割合はごくわずかで殆どが歯周病や、お口の汚れが原因で口臭が起きるのです。
お口のにおいの元は細菌が私たちの口に残る汚れのうちアミノ酸を材料にして揮発性硫黄化合物(VSC)を作ることで発生します。
歯周病患者さんのお口の中には空気が嫌いなバイ菌が多く「歯周ポケット」と言ってバイ菌の深いすみかとバイ菌と戦って敗れ去った白血球とかリンパ球の死骸が溜まっているところがあります。
そこから口臭の原因になるVSCが発生するのです。

口臭をもとから断つために

ではどうしたら臭いを元から断てるのでしょうか? 殆どは歯周病予防と同じことをしていただければよいのです。
方法はいろいろありますが、セルフケアとしては、
歯磨きにより汚れを取り去ること。
口の中をきれいにする力のある唾液をよく出せる状態を作ることです。

歯磨きの留意点

歯磨きを何度もしてみえても奥歯まで歯ブラシが届いていなかったり、何度もしているからと言って夜時間をかけない方も多いです。
一日に何度も歯磨きされる方もありますが歯磨き剤には界面活性剤とかアルコールが入っていて粘膜細胞活性を低下させる物もありますのでご注意下さい。
たまに舌が汚いと、始終舌ブラシをされる方がありますがこれは舌を傷つけるばかりなので禁忌。どうしてもしたかったら夜寝る前に軽く1,2回にしましょう。
たまには歯科医院で歯磨きの指導をうけたり、歯磨きがうまくいっているかどうかチェックを受けるのがよいでしょう。

唾液について

水分補給はなるべくお水がよいでしょう。お茶は大量摂取すると唾液の出が悪くなることがあります。

そしてよく噛んで食べることです。ゆっくりと一口30回は咀嚼して体の栄養分になるようにしましょう。
これらからお口の汚れを洗い流してくれる新鮮な唾液が作られるのです。
そして菌を無くすよう歯周病の治療もしっかりしましょう。
当院では必要と思える方、又希望される方々には口臭測定機で口臭を測るようにしています。
例え始めはその数字が高くても歯周治療が終了する頃、ホームケアを実行できるようになられた頃には数字も下がり、笑顔でお家に帰っていただけるようになります。そしてその状態を保てるよう定期的なプロフェッショナルケアで口臭退治のお手伝いさせていただいています。


 

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