江南市で歯周病治療に専門的に取り組んでいます

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さまざまな治療法

最近は、これらの治療と併用して、レーザーを利用して歯石を除去する、抗菌剤を利用して歯周病原因菌を殺すことなどが行われています。さらに一度溶けてしまった歯を支える骨を再生させる方法としてGTR法、エムドゲイン法などの再生治療というものも始まってきています。

レーザー治療

歯周内科治療

「歯周病とは細菌類の感染症であるという認識の上に立ち、医学的にその治療法を考え、歯周病菌及び真菌の除菌と歯周病病原性のない正常菌そうの獲得を目的とし、外科的な治療法に先立ち位相差顕微鏡での菌及び菌そうの検査の後に行う抗菌剤及び抗真菌剤を用いた内科的治療法をいう。」  (国際歯周内科学研究会誌より) 簡単にいえば、どんな細菌が口の中にいるのかを調べ、その細菌にたいして有効な薬(抗生剤)を使用して治療の効率を良くする歯周病治療法です。

治療方法

1.位相差顕微鏡で口腔内に感染している、細菌・真菌・原虫などを調べます。

2.細菌などを除去する薬を内服していただきます。

3.菌、カビなどを除去する力の強い歯磨き剤等を使用したセルフケアを行います。

ブラッシングの指導、フロスなど補助用品の使用法もマスターしていただけるよう指導します。

4.3と並行して、歯石、歯垢の除去を中心とした歯科医院での治療を行います。

一柳歯科医院では、とくに位相差顕微鏡をフル活用し、一人ひとりの患者さまにピッタリの治療方法で治療をすすめます。

ただし、重度の歯周病の場合は、外科的な処置が必要になるケースもあります。自覚症状が出てからの受診では、かなり歯周病が進行している場合が多いので、できるだけ早期の受診をお勧めいたします。また、いったん症状が回復してからも、セルフケア、定期健診は不可欠です。

再生療法

歯周組織再生療法とは、歯周病で失われた骨や歯周組織の再生を期待して行われる治療です。

再生治療で使用する材料

再生療法で使用するコラーゲンの膜

再生療法で使用するエムドゲイン

*セメント質などの組織再生を促す歯周組織再生誘導材料。 先進医療に指定されています。

再生治療の様子。

「ペリオウェイブ」PDT治療(光線力学療法)

光を当てて殺菌するという古いようですが最も新しく、同時に 人にやさしい最新の歯周病原因菌殺菌療法です。 医科で主にがん治療のために研究されてきた方法です。 現在では早期の肺がん、加齢黄斑変性症、ニキビ、などに臨床応用されています。 歯科ではメチレンブルーを主成分とした「バイオジェル」という液で細菌を染色し、 無熱の赤色光と化学反応させる事で活性酸素を発生させ細菌を死滅させます。 インプラント周囲炎に対しても効果的で、 現在世界が注目している」最先端の光殺菌技術です。 当院ではこれを「ペリオウェイブ」という非熱発振レーザーシステムで行っています。

薬が効かなくても歯周病菌をやっつけます

人の口の中には、約500種類以上の細菌が生息しています。 その中の数種類の菌が歯周病を引き起こし、炎症が起こり始めます。 従来歯周病菌に対する処置法は、抗生物質の投与が一般的でした。 しかし、抗生物質は細菌に対して非常に有効ですが、長期仕様により 耐性菌が産生され、あまり効かなくなってしまうのです。

治療法の特徴

・光を当てるだけなので抗生剤アレルギーのある方でも安心です。耐性菌ができません。
・歯周ポケット内にバイオジェルを注入しレーザー光を 照射するだけです。熱くも痛くもありません。
・時間は1か所1分間だけで従来よりも痛みや腫れの引きが速やかです。

PDT治療法の原理

活性酸素というと人体に悪影響があるような感じを受けますが、活性酸素にも数種類あり、この一重項酸素は、人体細胞には無害で細菌の細胞壁のみ破壊するので歯周病菌が死滅します。

下の図は、吉野敏明先生がその診療所でとられたa-PDTのデータです。有意にその菌数が減少しているのがわかります。

PDT治療の流れ

PDT治療で使用するレーザー発振器

PDT治療の適応症

・抗菌療法が行えない患者さん(妊婦、薬剤アレルギーのある方など)
・耐性菌を保有している患者さん
・組織破壊が局所に限局している患者さん
・腫れているが歯科治療に極度の恐怖心がある患者さん

これらの方々の
・歯肉炎、歯周炎 (急性症状の症状緩和、歯周外科処置時の術前、術中、術後、定期検診時など)
・根管治療 ・インプラント周囲炎 ・ヘルペス、口内炎、カンジダ症、などの治療に使用します。

PDT治療の禁忌症

・無カタラーゼ症の方
・光感受性発作のある方

PDT治療に関する留意点

・多くの場合、急性症状は13回の処置で改善されます。

・お口の状態によりますが、 その有効性はおよそ1~3ヶ月ですので、定期検診時の施術をお勧めします。

・尚、保険適応外の自費治療になります。

  詳細は一度お尋ねください。

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